ユートピア?小屋入り

日・イラン・仏共同制作の演劇「ユートピア?」(作・演出:平田オリザ/アミール・レザ・コへスタニ/シルヴァン・モーリス)が小屋入りしました。
私はフランス語の字幕オペ&フランステクニカルチームの通訳として関わっています。
初日の今日は主に立て込みがメインで、要はとてもたいへんな日なのですが、私が担当していたフランスのテクニカルチームは、セッティングの手際も鮮やかでこれといったトラブルもなく、大変ながらも落ち着いていました。プロというのはこんなかんじなのか、と目のあたりにしたかんじです。

「3ヶ国の演出家と俳優たちによる言語・文化の差異を超えたメタ・メタ演劇」と銘打たれたこの演劇は、要は演劇がつくられる現場そのものを扱っているようなのですが、それをつくる現場に関わるということはいわば「メタ・メタ・メタ」状態を目撃しているわけで、自分の一挙一動までもがそれが発生した瞬間からあたかも演劇に取り込まれるようです。