2013-01-01から1年間の記事一覧

近況

ベルギーに一瞬行ってかえってきました。その前はわりと翻訳をがんばっていて、その前は通訳をがんばっていて、その前はイタリアと南仏を旅行して、その前は本の翻訳に埋もれていたのでした。その合間に美術展や演劇も沢山みているのですが、外人の名前がま…

工藤哲巳回顧展「あなたの肖像」カタログ

いま大阪の国立国際美術館で開催中の工藤哲巳回顧展「あなたの肖像」のカタログをはるばる送っていただきました。写真もテキストも年譜もぎっしり詰まった電話帳くらいのボリュームの中のほんの数ページ、フランス語の文章を和訳しています。お手に取る機会…

鶏卵紙写真の作り方:印画紙編

古写真研修の第一週は鶏卵紙写真の作り方です。鶏卵紙写真は、1850年にフランスで発明されて、19世紀末まで盛んに使われていた技法です。ソルトプリントは時代的にはそのちょっと前くらいに一番使われていました。その名の通り卵と塩を使うので、お料理のレ…

フランス政府・建築と遺産のメディアテーク:要塞編

古写真の作り方を知りたい、といろんな人に言っていたら、国立文化財学校(Institut National du Patrimoine,通称INP)の研修に参加させてもらえることになりました。三週間にわたる研修なのですが、一週目はフランス政府・建築と遺産のメディアテーク(Médiath…

ハンス・ウルリッヒ・オブリスト

の『キュレーション小史』という本を翻訳しています。長いです。今8割くらいのところです。

中国の豆腐

きょうは、なんてことのない一日なのですが、春になったので自転車に乗るのが気持ちいいだろう、と思ってすぐ近くにある中華街まで行ってきました。中華街なのでお店は当然ながらぜんぶ中国人が経営していて、中には日本食屋もあるけれどそれも当然ながら中…

Le Cuirassé Potemkine/Le Pré de Béjine

帰宅してどうもやはり消化不良なのでDVDで「戦艦ポチョムキン」をみながら寝ようと思って、しかしけっきょく全部みてしまったばかりか付録の"Le Pré de Béjine" もみてしまってけっきょく夜更かしになりました。"Le Pré de Béjine"は、作品自体が焼失してい…

Comme s'il en pleuvait

という芝居をみてきました。「雨あられのように」くらいの意味です。帰宅したら見覚えのない現金が居間に置いてあり、平穏だったはずの中年夫婦の暮らしが徐々に狂いはじめ…という話で、芝居のさいごには現金が雨あられのように降ってきます。夫は麻酔医で病…

と言いつつそういえばそのブラジル館の同じ階に、アベロエス研究をしているという人がいて、きょうはじめてまともに話したのだけれど、中世にアラブ世界経由でギリシャ哲学がキリスト教に流れ込んでくるとかいう話をしていました。 日本人にとってはそんなの…

その後きょうは銀行口座をつくりに行って(滞在許可証をもっていなくても口座が開けたらしいことがわかって拍子ぬけ)、その後映画「ホーリーモーターズ」で死体役をやっていたおじさんと会って(仏教おたくでほんとうにへんな人だった)、翻訳の仕事を頼ん…

サイアノタイプ

きょう起きたら天気がよかったので、サイアノタイプという方法で写真をつくりました。こうやって、サイアノタイプ用の紙(そのへんで売っている)にすきなものをのせて、太陽光のあたるところで10分ほど放置して、紙が白っぽくなってきたら水で洗い流して乾…

近況

うっかりしているうちに、だいぶ放置していました。久しぶりなので近況でも書こうと思います。 この冬コロンビアに連れていってくれた骨董屋が倒産の危機であるらしいことがわかり、で、このあとどうするのかとか話をしようとおもったら社長がモスクワに行っ…