トーキョーストーリー(渋谷編)はじまりました

「トーキョーストーリー」という展覧会は、トーキョーワンダーサイト渋谷と本郷と青山の3ヶ所で開催されるようなのですが、渋谷→青山→本郷、と時間差で会期がはじまるので、昨日渋谷でオープニングがありました。
オープニングに合わせて、アバケさん(ロンドン)デザインの、渋谷と本郷、2枚1組になっているフライヤーが刷り上がりました。


オープニング当日にフライヤーが刷り上がる、ということは広報が、、、ということが容易に想像できるのと、参加作家のうち栗林さんと、アバケ(4人のユニットらしいのですが、今回は2人で来ていました)の一人、マキさん以外はみんな帰国してしまっていた、というのが残念でしたが、それにつけても盛況でした。レジデンス成果発表展、なので、栗林さん以外の人とは、これまで同じ所に住んでいたわけで、折に触れて制作中の作品を見せてもらったり、質問をしたりできたので、なんとなく作品の意図とかわかるのですが、作品だけポンと置いてあったら分かりづらいかも、、、という印象はありました。

レジデンス成果発表展 「TOKYO STORY」
会 期:2010年4月 7日 〜2010年5月23日
休館日:月曜日
時 間:11:00-19:00
入場料:無料
主 催:公益財団法人東京都歴史文化財団 トーキョーワンダーサイト
会 場:トーキョーワンダーサイト渋谷
アーティスト:海外クリエータープログラム: アバケ(ロンドン)、ラクウェル・オーメラ(メルボルン)、ジュンホ・チョン(釜山) 二国間交流事業プログラム(招聘): ニコラ・ルリーヴル(パリ)、ジョンハン・ヤオ(台北) 二国間交流事業プログラム(派遣): 栗林隆(ソウル)


東京での出会い、そして東京から出発し紡がれた14の物語。
トーキョーワンダーサイト・クリエーター・イン・レジデンスで問いかけられた根源的な問い。
私たちはみな死にゆく存在。だから本当のことを話そうじゃないか。
チョン・ジュンホは東京で文楽と出会い、韓国と日本の多くの共通性を見つけていった。欅で彫られたひとの骨は、私たちに目の前にある死を忘れさせまいとし、同時に宗教の不可能性を暴き、一つの大きな問いを投げかける。今このように生きることが難しい時代にこそ宗教は必要なのに、宗教に一体何ができるって言うんだい? そこには不可能性と希望が絡み合う切実な叫びが聞こえてくる。
しかし、そんな問いを軽々とひっくり返してしまうようなÅbake。そんなシリアスな質問にきっとこう問い直してくるだろう。「本当のことって何?」
2006年から始まったトーキョーワンダーサイト・クリエーター・イン・レジデンスには、4年間で400人ものクリエーターたちが滞在し、調査、制作を行ってきた。また、毎年様々なアーティスト達が日本を旅立ち、海外でのレジデンスを終え戻ってきた。ここには、そんな根源的なクリエーターたちの問いがある。
2009年から2010年にわたって繰り広げられたクリエーターたちの問いを受け止めてみたい。


本展はTWS渋谷での展示を皮切りに、本郷、青山でも展示が開催されます。
本郷:2010年5月1日(土)−5月23日(日)
青山:2010年4月9日(金)ー5月2日(日)までの間毎金、土、日に今までのレジデントの制作過程や、連携レジデンス施設の資料を一般公開いたします。