CASO/VIDEO

専攻以外に、ひとつアトリエを選んでそこで週一回丸一日ワークショップをする、というものがあって学校ではCASOと称しているそうで、よくある、学校内部でしか使わない略称で、何の略かも忘れたけれどたぶん副専攻のようなものだと思います。
私はヴィデオのアトリエに行ってきて、今日が初日でした。午前中は機材の整頓と、制作に使えるかもしれない場所の見学、午後は自己紹介を兼ねたミーティングでした。めぼしい機材はあらかた盗まれていて学校にないので、基本は自前でなんとかするようです(日本から留学するなら、使い慣れた電子機器は「保険をかけたうえで」持ってくるのが得策のようです)。芸大の設備と比べると雲泥の差ですが、まあどのみち自分はあまり高級な機材を必要としないし、どうせ自前のを使うからあまりかわらないか、という気もします。
午後は、自分のやりたいことを「言葉だけで」で説明するように求められて、銘々が拙くしゃべり、教師がそれにつっこんだり、参考になりそうな作家の名前をひたすら並べたりするのでした。
わたしの場合、9歳の(ませた)イタリア人をインタビューした映像が参考になるそうでした。授業というより占いとかカウンセリングを受けている感覚です。しかしかわいい。