ベルギー王立美術館

先月行った「マグリット美術館」と同じ建物に入っているけれど、チケットは別。15世紀前後の北方フランドル絵画や、ブリューゲル一派、レンブラントなどのコレクションが有名。

立派なギャラリー。
北方フランドル絵画にかんしては、じつは母がこの分野に肩入れしていて、30年以上前にブリュッセルの王立修復研究所に通って描いたらしい模写とかが実家にたくさんあったので個人的には馴染みのある分野ではあるのですが、実物を見るのは久しぶり。
その北方フランドル絵画とはなんぞや、というと14〜15世紀の北ヨーロッパ、現在のベルギー〜オランダ周辺で描かれたもので、油画を技法を最初に編み出したファン・アイクの作品もこのカテゴリーに入ります。当時オランダあたりは海外との交易が盛り上がっていて、裕福な商人がたくさんいたのでそういう人たちがこぞって夫婦でやってきて「自分たちの肖像を入れこんだ宗教画」を画家に注文して、そういうものが現在美術館に収められています。
ここに貼付けた2枚はわりかし地味ですが、もっとぱっとした、代表作ぽいものはパリとかNYに行くと見られます。

美術館自体は何かあまり設備のコンディションがよくない印象で、入ってすぐの壁が割れているとかで作品が外されていたり、

「仮設壁」みたいなのも多いようでした。

修復中につき「欠席」している作品もちらほら。