Le Cuirassé Potemkine/Le Pré de Béjine

帰宅してどうもやはり消化不良なのでDVDで「戦艦ポチョムキン」をみながら寝ようと思って、しかしけっきょく全部みてしまったばかりか付録の"Le Pré de Béjine" もみてしまってけっきょく夜更かしになりました。"Le Pré de Béjine"は、作品自体が焼失しているので、残っていたフィルムの断片や撮影時の写真などで無理矢理再構成してあって不思議な仕上がりです。音楽がプロコフィエフの「アレクサンダー・ネフスキー」で、そういえばエイゼンシュタインは同名の映画もつくっていたから縁がなきにしもあらずだけれど、もともと音声がない映画なので苦肉の策なのだろうな、と想像していました。そもそも焼失した映画の再構成、というのがプランとしてとても詩的ですが、仕上がりは往々にしてこういう、筋もよくわからないもになるようです。映画なのに静止画の紙芝居みたいになっているのでクリス・マルケルみたいなもどかしさがあります。